2022/05/23 00:16
スペンサートリックスです。
入荷するたびに短期間で売り切れてしまい、しょっちゅう生産が追いつかなくなる人気アイテムがあります。
正直言って、セール価格でも約1万円とそこそこの高額商品で、スペンサートリックスアイテムを以前からフォローして頂いている方は原理についてもさまざまな憶測はあると思われるトリックです。
しかしながら、再入荷から短時間で売り切れ、さらにはレビューは高評価のみという特別なアイテムが、「令和のロシアンルーレット」とも言うべき『スライトシグナル』です。
念のため、現象は以下の流れです⇩
①1人目の観客を指名して、演者が見ていない状況で、5つの小さな封筒のどれかに観客自身のスマホを入れてもらいます。
②残り4つの封筒にはスマホとほぼ同サイズ、重さのゴム板を入れてもらい、5つ全ての封筒にしっかりと封をしてもらいます。この時点で、封筒の見分けはつきません。
③その状態で、別の観客にお願いして、それらの封筒をさらに一回り大きな茶封筒に入れてもらいます。つまりは封筒が二重になっていますので、透けて見えるようなことは考えられません。
④さらに3人目の観客にお願いして、それらの二重封筒をシャッフルして15センチほど間隔をあけて並べてもらいます。
⑤ここまでで、演者はもちろん、3人の観客もスマホの入った封筒がどれなのかがわからない状態になっています。ここで初めて演者が向き直り、スマホの放つ微弱な電波を読み取っていきます。封筒にはいっさい手を触れません。
⑥ここで演者は金属製のハンマーを取り出して、「本物のスマホが入っていないと思われる封筒」に、次々にハンマーを打ち下ろしていきます。
⑦会場全体が固唾を飲んで見守る中、演者は4つの封筒をハンマーで叩き潰します。
⑧最後に残った封筒を持ち主に示すと、観客自身の手で二重の封筒を開けてもらい、間違いなく本人のスマホだと確認してもらいます(最後の封筒にもいっさい手を触れません)。
このトリックのポイントは、会場全員の感情をざわめかせつつ笑わせる、緩急に満ちたシナリオ構成はもちろん、「観客のスマホ」「封筒」「ゴムシート」「ハンマー」など、演目で使用するものをすべて観客に調べ尽くしてもらえるという圧倒的なクリーンさです。さらには、最初から最後まで、封筒やスマホにはいっさい手を触れない状態でも演技可能です。
この悪魔的な原理が、このマジック最高の魅力と言っても良いかもしれません。
さらに言えば、この原理を知れば、封筒にランダムに番号を書いてもらって、最後に残る封筒の番号を予言することも可能です。
『スライトシグナル』を思いついた時には、壮大なパズルのピースが一気にはまったような快感に、その場で叫び声を上げました。
さまざまなプロマジシャンにも演じましたが、ミスターマリックさんをはじめ、誰もこのタネを見破った方はいません。
もちろん、マリックさんを含め誰にも種明かしをしていないので、タネを知っている方は『スライトシグナル』のオーナー様のみです。
現在、6セットのみ入荷しましたが、今回も早い段階での売り切れが予想されます。
ずっと気になっていたのに、なかなか踏ん切りがつかなかったという方は、ぜひこの機会にこの悪魔的な原理と驚くほどの実用性を誇る『スライトシグナル』のオーナー様になって、クロースアップ、パーラー、ステージとさまざまな場面で観客の心を強く揺さぶってください!
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