2020/12/02 14:44


《一芸なしの悩みと2つの「どうせ」》



忘年会や新年会、会社やプライベートでの飲み会などで「一芸」がないことに小さく嘆き、「マジックなんかちょこっとできたら盛り上がるのになあ」と毎年思っている方は多いです。


そういった方に共通の「思い込み」は以下の2つのようなものです。


①「どうせ不器用で練習嫌いの自分には、マジックなんて難しくて覚えられないだろう」


②「どうせプロみたいには見せられないから中途半端に覚えてもバレてしまうだろう」


「マジックができるようになったらきっと楽しいはず」と思いながらも、この2つの「どうせ」が無意識のブレーキとなって何年も実際の行動を阻んでしまっているという仕掛けです。



《東急ハンズとネットショップの罠》


もうひとつの要因としては、巷に「簡単でそれっぽく見える」教材がないこともあります。


「初心者向け」となると、いかにも「マジック道具」な不自然なものや「仕掛けのあるトランプ」などを使ったものなど、さりげなく演じるには無理があるものが多く、演じるのに抵抗を覚えます。


そもそも、「マジックを覚えたい!」と思う方の多くは「怪しい道具」や「仕掛けトランプ」などを使って演じたいわけではなく、


❶日常の自然なコミュニケーションの中で


❷身の回りに普通にあるものを使ってさりげなく


演じたいわけです。


しかしながら、自分で色々探しても「初心者向け教材」かつ上記の条件を満たすものはなかなか見つかりません。


多くの方はネットショップや東急ハンズなどで、自分なりに色々探して買った結果、簡単なものは演じるのが恥ずかしいレベルで道具が怪しかったり、難易度が高過ぎて練習に挫折したりして、結局は「自分にマジックは向いていない」という「偏った結論」に達してしまいます。


ここで問題なのは、「早い段階で見せる楽しみを感じられない」という部分に尽きます。



《「見せる楽しさ」を最初に体験する》


難しい練習が必要なものはいくらでもありますが、「見せる楽しさ」を知らないうちに出会うと、まず体験するのは「練習の難しさ、つらさ」というマイナス要素です。


それらのマジックは「見せる楽しさ」を体験した人が「もっと楽しい次のレベル探求」として目指すものであって、初心者にとっては禁忌の領域です。いきなりここに足を踏み入れたが最後、あなたのモチベーションは焼き尽くされてしまうでしょう。


だからこそ、最初に手にする教材はあなたの人生に「マジック」というスパイスを取り入れられるかどうかを左右する重要な分岐点になります。



《マジックは「芸」に在らず》


ここで言う「マジック」というスパイスは単体の芸というものではなく、「日常のコミュニケーションを円滑にするための華やかな飛び道具」という位置付けになります。


・ビジネスの相手に自分を印象付ける


・プライベートでも人間関係を円滑にする


・飲み会などで注目を集めてまわりを楽しませる


そのようなツールとして人生に取り入れていただけるのがマジックのスパイスです。


大人同士の社会的なコミュニケーションはもちろん、お子さんやお孫さんとのコミュニケーションにも驚きの要素が加わります(会うたびにせがまれて大変になるかもしれませんが)。


《「その2」へつづく》